最近、音楽の話題で"EDM"というキーワードを使っている人が多くなった。何となくEDMは「パリピーが好む音楽」のようなイメージを持っている人も多いが、実際のところ何なのか?
気になってみたので、EDMとは何なのか?そして、EDMの定番曲からオススメDJ、人気のEDMフェスまでまとめてみた。
Contents
- 1 EDMとは何なの?
- 2 人気ランキング常連のEDM定番曲
- 2.1 オススメDJ別の定番曲
- 2.2 1位:Calvin Harris(カルヴィン・ハリス):年収79億円
- 2.3 2位:David Guetta(デヴィッド・ゲッタ):年収44億円
- 2.4 3位:Tiesto(ティエスト):年収43億円
- 2.5 4位:Skrillex(スクリレックス):年収28億円
- 2.6 4位:Steve Aoki(スティーブ・アオキ):年収28億円
- 2.7
- 2.8 6位:Avicii(アヴィーチー):年収22億円
- 2.9 7位:Kaskade(カスケイド):年収21億円
- 2.10
- 2.11 8位:Martin Garrix(マーティン・ギャリックス):年収20億円
- 2.12
- 2.13 8位:Zedd(ゼッド):年収20億円
- 2.14 10位:Afrojack(アフロジャック):年収19億円
- 3 2016年おすすめのフェス
- 4 その他フェス
EDMとは何なの?
音楽のジャンルの1つ。ポップやロックやHIPHOP、レゲエ、ハウス、トランス…などの分け方だと思えばよい。
EDMとは「Electric Dance Music」の略であり、シンセサイザーなどで作られる“電子音”を使った"踊る"ための音楽だ。
実際のところEDMはどんなイメージ?
海外のエレクトロニックミュージックとカルチャーを紹介する「thump」では、ストリートの人々にEDMについてのイメージを聞いている。
上記の動画を見てもわかるように、テンションが上がる楽しい音楽、思わず体が飛び跳ねてしまうダンスミュージック、という意見を楽しそうに語ってくれている。
ちなみに、EDMを色で例えると、イメージカラーはみんな一様に"レインボー"だと。ネオンカラーのファッションをしている人やEDMフェスでの照明などのイメージから"レインボー"というカラーイメージを受けているようだ。
世間一般のみんなのイメージは?
Twitterなどを見ていても、"EDM = あがる" というイメージを持っている人がほとんど。
出典:@avicii0121
地震で被災した九州の人々も、EDMを聴いてモチベーションを保って生活しているようで安心した。
人気ランキング常連のEDM定番曲
EDMのイメージは大体つかんでいただけたと思う。次はEDMの定番曲を紹介しよう。
オススメDJ別の定番曲
通常、音楽づくりは役割分担して進められる。音楽は作曲者が曲を作り、作詞家が作詞し、歌手が歌う。作詞・作曲・歌手のそれぞれの役割を1人でこなすやり方もあれば、作詞・作曲と歌手は別の場合もある。
一方、EDMはボーカルなしの曲が多いため、作詞や歌手は必要ない。DJがパソコンで作曲して、1つの曲が出来上がることが一般的だ。
そのため、オススメのDJ別に、定番曲をいくつか紹介したい。
オススメのDJといっても、人それぞれ好みの音楽のタイプは違うと思うので、わかりやすい指標として"稼いでいるDJ"順に曲を紹介しよう。
稼いでいるDJは、経済誌フォーブスによる「The World's Highest-Paid DJs: Electronic Cash Kings 2015(世界で最も稼ぐDJランキング)」で発表されている以下の動画を参考にした。
出典:Meet The Highest-Paid DJs Of 2015
なお、年収は2015年12月の1ドル=120円として計算している。
1位:Calvin Harris(カルヴィン・ハリス):年収79億円
出典:Calvin Harris Calls Out Kanye West Over Meltdowns About Taylor Swift
スコットランド出身のDJ。2013、2014、2015年と3年連続フォーブスのDJ長者番付No.1。DJとしての実力も去ることながら、エンポリオアルマーニのモデルをこなしたり、プライベートでは歌手のテイラースイフトと交際しており、ビヨンセ&JAY-Zの夫婦をしのぎ、世界で最も稼ぐセレブカップルの座に輝いたりと公私ともに話題にこと欠かない。
そんなカルヴィン・ハリスの名を世界的に有名にしたのはリアーナとの2011年のシングル「We Found Love」だろう。Youtube動画は5億9000千万回も再生されている(2016年5月時点)
出典:Rihanna - We Found Love ft. Calvin Harris
またカルヴィン・ハリスの動画で最も再生回数が多い7億6千万回(2016年5月時点)となっている「Summer」も2014年にリリースされてから以前としてクラブでもヘビーローテされている。
2位:David Guetta(デヴィッド・ゲッタ):年収44億円
出典:David Guetta Reveals New Album Details
フランス・パリ出身のDJ。日本での知名度は1位のカルヴィン・ハリスより上をいっているかもしれない。
彼のキャリアは、17才から地元クラブと専属契約をかわし、当時のフランスではマイノリティーだったハウスミュージックを普及させていった。2000年過ぎからフランス国外での活動も徐々に多くなり、2009年に発表した「One Love」で、R&BやHIPHOPのケリー・ローランド、ファーギー、LMFAO、エイコン、ニーヨ、リアーナなど有名どころと共演したことがきっかけで一気にブレイクを果たした。
デヴィッド・ゲッタの中でthe・EDMともいえる代表作はNe-Yo, AkonらR&Bアーティストとコラボした2011年の「Play Hard」だろう。こちらもYoutubeで4億5千万回再生されている。(2016年5月時点)
出典:David Guetta - Play Hard ft. Ne-Yo, Akon (Official Video)
3位:Tiesto(ティエスト):年収43億円
オランダ出身で、トランスやエレクトロカのダンスシーンで世界的に有名なDJ。本名は、Tijs Michiel Verwest(タイズ・ミヒール・ビェルウェスト)でファーストネームから"Ti"を、ラストネームから"est"をとって合わせて”Tiesto”というDJネームにしたようだ。経験を活かした、若手の小僧DJには出せない大人の落ち着いた曲が特徴的だ。
日本での知名度はイマイチかもしれないが、2004年のギリシャのアテネ開催のオリンピックでは、選手入場のオープニングセレモニーで史上初DJがパフォーマンスをつとめ話題になった。
Tiestoの中でも一番のオススメは、「Secrets」。お得意のトランスで、攻撃的なサウンドなのだが、どこかアダルトで落ち着いた雰囲気を漂わせているのは、2016年で47歳になるという年の功なのだろう。
出典:Tiesto & KSHMR feat. Vassy - Secrets (Official Music Video)
4位:Skrillex(スクリレックス):年収28億円
出典:Skrillex loves charity acts!
アメリカ・LA出身のDJで、2010年以降売上と知名度を着実に上げてきた。一言でいうと、ワルそうな超攻撃的な電子音が特徴だ。もともとは、ハードコアバンド出身で、奇抜なアシメのロングヘア―とホールピアスという外見も、ナルホドと納得できる。
スクリレックスの数あるワルい曲の中でも、かっこいいのが「Bangarang」だろう。Youtubeでも3億8千万回再生されている(2016年5月時点)
出典:SKRILLEX - Bangarang feat. Sirah [Official Music Video]
4位:Steve Aoki(スティーブ・アオキ):年収28億円
出典:Steve Aoki Voted Off Ultimate DJ In First Round Despite Not Being A Contestant
フロリダ州マイアミ出身で、日本人の両親から生まれたDJ。現在はアメリカ国籍を取得している日系アメリカ人DJとして、日本でも高い知名度を誇る。年間300回以上もプレイするタフネスもさながら、客席にケーキを投げ入れたりするド派手なパフォーマンスで大人気。ヨーロッパ系のカルヴィン・ハリスや、デヴィッド・ゲッタがキレイ目のEDMを制作するのに対して、アメリカ出身のスティーブ・アオキや、スクリレックスは、HIPHOPアーティストなどとコラボしたギャングスタ調を取り入れているのも特徴だといえる。
スティーブアオキの曲は、風変わりな見た目を裏切らず、あやしくワルい雰囲気が聴いている人をとりこにしてしまう妙な中毒性がある。その中でもとりわけ怪しいのが、K-POPの少女時代の代表曲「Mr. Taxi」をリミックスした曲。
出典:Mr. Taxi (Steve Aoki Remix) - Girls' Generation MUSIC VIDEO
6位:Avicii(アヴィーチー):年収22億円
出典:Avicii Retires From Touring
スウェーデン出身のDJで、1989年生まれの26歳。幼少期から音楽に興味を持ち、ピアノやギターを習うも、音楽制作ソフトを見つけてからは、曲制作に夢中になり、新曲を次々にWebサイトにアップロードするなどして、リスナーの評価を得てきた。
そんなアヴィーチーの楽曲で、最も親しみやすくYoutube再生回数が、9億3千万回(2016年5月時点)を誇るのが「Wake Me Up」だ。
出典:Avicii - Wake Me Up (Official Video)
7位:Kaskade(カスケイド):年収21億円
出典:Listen to Jack ? Featuring Justin Bieber “Where Are U Now” (Kaskade Remix)
アメリカ・シカゴ出身のDJ。1971年生まれで1980年半ばよりDJ活動をスタートさせたものの、2001年当時31歳の時にはじめてメジャーリリースを果たすという遅咲きだった。2012年からは「ULTRA MUSIC FESTIVAL MIAMI」のヘッドライナー(主役)に名前がのるようになり、2013年には初めてグラミー賞で2つの部門でノミネートされた。19歳のときには、末日聖徒イエス・キリスト教会というキリスト教の布教活動で日本に2年ほど滞在していた経験があり、2014年には東京お台場で記念すべき第一回が開催された「ULTRA JAPAN 2014」のヘッドライナーもつとめているほど、日本に親交が深い。
カスケイドの音楽はBig Room系のEDMが多い。Big Room系とは、シンセサイザーで作られたメロディカルで高揚感のあるハウスやトランスの音に、エネルギッシュなエレクトロが融合したEDMだ。もともとがハウスDJなのでハウスミュージックぽさも持ち合わせている。
繊細でメロディアスなカスケイドの曲でおすすめなのは、2014年のグラミー賞でベストダンス部門にノミネートされた「Atmosphere」。お休み前にかけてみるとリラックスできる曲だ。
出典:Kaskade - Atmosphere (Official Video)
8位:Martin Garrix(マーティン・ギャリックス):年収20億円
出典:Martin Garrix Announces His Own Label
DJ大国オランダ出身のDJ。2016年現在でまだ19歳のEDM界の若きプリンス。4歳の時に習い始めたギターがきっかけで音楽に興味をもち、8歳の時に2004年アテネオリンピックでTi?stoが選手入場のオープニングセレモニーでDJをしていたていたことがきっかけで、DJを志すようになった。2015年には憧れのTi?stoと共演も実現したり、話題には事欠かない。
10か国以上の国の音楽チャートにベストテン入りする彼の代表曲で、Youtubeでも再生回数が7億回以上の名作は「Animals」だ。日本のバラエティ番組AKB48の「恋愛総選挙」でBGMとして使われていたため、聴いたことある人もいるハズ。
出典:Martin Garrix - Animals (Official Video)
8位:Zedd(ゼッド):年収20億円
出典:Zedd Announces ‘True Colors’ Tour Dates
ドイツ出身のDJで両親がともに音楽家がで、4歳からピアノを習ったり幼少期から音楽に関わる環境で育った。その後、ドラムを始めたりロックバンドで活動するも、20歳だった2009年からEDMの世界でのプロデュース業を本格的に始めた。
幼少期からピアノ・ドラムを習っていたこともあり、他のDJとは一線を画す美しいメロディが特徴。2012年にリリースされた「Stay The Night」が代表曲。ゼッドの洗練されたメロディーラインに、Hayley Williams(ヘイリー・ウィリアムス)の美しいボーカルがハマり大ヒットした。ゼッドの魅力が最も凝縮された名曲だと思う。
出典:Zedd - Stay The Night ft. Hayley Williams
10位:Afrojack(アフロジャック):年収19億円
出典:Afrojack Shares Unreleased Katy Perry “This Is How We Do” Remix, Talks “New Pop Sound” For 2015
オランダのロッテルダム郊外出身のDJ。幼少期からピアノを習い様々な音楽に触れる。人生の転機となったのは14歳の時に、音楽製作ソフト(DAW):FL Studioと出会ってから。その後、曲制作に没頭し、学業を終えた16歳のときから様々なクラブで働きだし、音楽で生計を立てることを決意していたという。プライベートでは、あのお騒がせセレブ:パリス・ヒルトンと交際していたこともあったとか。
日本では知名度は高くなかったが、2015年三代目JSBをプロデュースし「Summer Madness」をリリースしたことで、アフロジャックの名前を知った人も多いだろう。2011年には、Pitbull(ピットブル)とNe-Yo(ニーヨ)による「Give Me Everything (feat. Ne-Yo, Afrojack & Nayer)」のプロデュースなども行っていたことがある。アフロジャックは、さわやかに盛り上がれるパーティーアンセムが多い。
その中でも、私の一番のお気に入りは「Can’t Stop Me」だ。MV中にはアフロジャックが所有するプライベートジェット機アフロジェットも登場する。
出典:AFROJACK & SHERMANOLOGY - CAN'T STOP ME
2016年おすすめのフェス
EDMの人気DJと定番曲は抑えていただけたと思う。Youtubeの動画でDJのプレイや、おもしろいアニメーション演出などに多くの人が魅了されたことだろう。しかし、本当にEDMを楽しむなら、パソコンの画面で眺めて満足しているだけでなく"EDMフェス"に足を運んで自分の目と体でEDMを体感する方が100万倍楽しい。
クラブと聞くと一部の音楽好きやナンパ目的の人ばかりで、行き慣れない人にとってはハードルが高いが、野外EDMフェスなら昼間から開催されているイベントも多く、クラブに苦手意識のある人にとっても参加しやすい。オススメのEDMフェスを紹介しよう。
ULTRA JAPAN 2016
出典:RELIVE ULTRA JAPAN 2015 (Official 4K Aftermovie)
ULTRAとは1998年から毎年3月にアメリカのマイアミで開催されている世界最大級の音楽フェス。2014年から日本に上陸し、2015年にはお台場で3日間開催され、のべ動員数が9万人超というモンスターフェスティバルになっている。
ULTRA JAPAN 2016は、2016年9月17日、18日、19日の3日間、昨年度を上回る規模で開催される。チケットの1次販売は終了しているがまもなく2次販売が開始されるようなので、HPをチェックして買い逃さないようにしよう。ULTRA JAPAN 2016 TICKETS INFORMATION
その他フェス
2016年度のEDMフェス情報がまとまったサイトがあるので、参考にしてほしい。
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