人生経験豊富な方なら、幼少期に遊んだメンコやかるた、ラジコンやミニ四駆などを思い浮かべるでしょうし、ファミコン世代からは、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのTVゲーム。
10年ほど前なら、ポケモンやベイブレード、遊戯王のカードなどがヒットしたのが記憶に残っているのではないでしょうか。
現在子育て中のパパさんママさんなら、スマホを渡していろんなアプリで遊ばせていたり、妖怪ウォッチのグッズを買ってあげてるのかもしれません。
日本のおもちゃ事情
古今東西人々の心をつかんで離さないおもちゃという存在。
日本におけるおもちゃ市場は、ここ10年増え続けはしていないものの、少子化が嘆かれる現在減り続けもしておらず、多様な年代のニーズを満たし続けていることが伺えます。
◆日本の玩具市場の推移◆
出典:日本玩具協会
日本のおもちゃ市場は、一般的に10種類のおもちゃで構成されています。
1.ゲーム(手品、パーティーグッズなどドン・キホーテに売っている系)
2.カードゲーム、トレーディングカード(遊戯王などのカード)
3.ジグソーパズル
4.ハイテク系トレンドトイ(スマホアプリのゲーム、MoffBandなどのおもちゃとスマホ/ネットの連動で遊ぶモノ、AIBO/Pepperなどのロボット)
5.男児キャラクターグッズ(妖怪ウォッチ、ポケモン)
6.男児玩具(ミニカー、ラジコンなど)
7.女児玩具(リカちゃん人形、女児化粧品)
8.ぬいぐるみ
9.知育・教育(絵本、遊具、ルービックキューブや知恵の輪などの頭を鍛えるもの)
10.季節商品(花火、アウトドア用品、浮輪、スポーツ系など)※カプセル玩具(ガチャガチャ)とお菓子の付録のおもちゃは除く
出典:日本玩具協会
2014年は「妖怪ウォッチ」の社会的なブームとなり、"5.男児キャラクターグッズ"の中でも「妖怪メダル」「DX妖怪ウォッチ」などが大きく売上を伸ばしたり、「アナと雪の女王」の人気で、関連グッズ全般の売上が伸びた年だったようです。
この10種類の中で、今後の成長株は、"4.ハイテク系トレンドトイ"と呼ばれるおもちゃでしょう。
IoTを活用するハイテクおもちゃ
具体的には、Moff Band のようなおもちゃのことです。
Moff Bandは、
「あらゆる動きを遊びに変える」
がコンセプト。
バンドを手首に巻いて、手を動かすとあらゆる効果音がでます。
まずは画像をクリックして、50秒ほどの動画を見てください。
スーパーDJのようにレコードをスクラッチ(スクラッチ)すると、「シュシュシュっ!!!」
カリスマギタリストのようにギターをはじくと、「ピロピロピロ~ん!!!」
と、手の動きに合わせて効果音が楽しめます。
単なる「エア」芸がより「リアル」に近づくわけです。
画像をクリックして 0:24 から見てください。
親子でのチャンバラごっこも、お互いの武器がぶつかるたびに「カキーん!!!」と効果音が。
まるで、ライトセーバーを自在に操るジェダイの騎士のようです。
気になる使い方ですが、Moff Band をAmazonなどで購入し、お手持ちのスマホからMoff用アプリをダウンロードするだけ。
Moff用アプリから、アイコンで効果音を選べば設定完了。
バンドを巻いた手を自在に操ることで、いろんな音が出せます。
なお、現在用意されている音は12種類。今後も追加予定だそうです。
チャンバラ
トイガン
手裏剣
魔法の杖
エアテニス
エアギター
エアゴルフ
エアドラム
クッキング
ベースボール
ボクシング
エアパーカッション
ちなみに、このMoff Band を開発したのは、東京のベンチャー企業Moff。
創業時より、海外展開を意識しているため、商品のプロモーションも、NYのおもちゃ見本市に出展したり、英語での動画や記事にも力を入れています。
今まで単なるチャンバラごっこやギターを弾く「エア芸」で終わっていたものが、
Moff Bandのようなハイテク系トイによって「エア」からより「リアル」に再現することが可能になりました。
今後も、ハイテク系トイ分野から目が離せないですね。
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