それは台湾なのです。
沖縄の与那国島の西側111kmに台湾があるのです。
それだけ日本に近い台湾なので、文化もかなり日本より。
欧米では温泉風呂に入る習慣なんてありませんが、台湾には温泉がたくさんあります。
台湾の温泉はいくつもの都市にわかれているので、全部は紹介しきれません。
今回紹介するのは礁渓温泉(シャオシー)。
台北からバスで1時間で行ける距離のため、台北ステイで日帰りで行って帰って来られるのでめちゃくちゃ便利です。
もちろん台北近郊には礁渓温泉よりも近い、台北から30分ほどで行ける温泉があることはあります。
しかし、数ある温泉の中でも礁渓温泉をオススメする理由は、台北近郊の温泉の中では比較的人が少なくのんびりできるからです。
特に日本から台北に到着した当日や翌日に、まずは日本人がほとんどおらず、人も少ない礁渓温泉にいってのんびりするととても癒されます。
Contents
超開放的な森林風呂で癒されよう
礁渓温泉街には、高級温泉旅館から、無料で(水着を着て入れる)公衆浴場、足湯などがたくさんあります。
そしてその中でも、一番癒されるのが、
森林風呂
名前の通り、大自然の森林の中の露天風呂です。
絶対的に人が少なくリラックスできる
ご覧の通り、週末のお昼ごろでがらっがら!
温泉街中心部の温泉は、人が多く活気があってよいのですが、森林浴気分でひっそりと静かに癒されたい場合は、とても気持ちがいいのです。
日中でも、あまり入浴者はおらず、もの静かで、湯舟にゆっくりつかりながら、目を閉じて自然の木々が奏でる風の音などに耳を澄ませていると、本当にリラックスできます。
360度見渡すかぎり森林に囲まれた絶好のロケーション
お湯の温度は40度以上あるので屋内なら熱く感じると思いますが、屋外なら心地よく感じる温度です。
真夏でない限りはのぼせてしまうこともなく、10数分以上リラックスして入浴を楽しめるハズ。
僕も久しぶりの露天風呂に心が躍り、気が付くと30分以上も入浴してました!
手の指が若干ふにゃふにゃになってしまったほど 笑
日本で健康ランドや銭湯にいっても、人が大勢いたり、次の予定があったりで、せっかく入浴しても20分ほどしかお風呂を楽しめないことが多かったんです。
でも海外にいる解放感と、時間的にも精神的にも余裕たっぷりだったため、お湯につかったり、出たりを繰り返しながら1時間ほどがあっという間に過ぎてしまったくらい!
見渡す限り大森林で、緑がとっても目に優しい。
目を閉じても、打たせ湯ざ~っと流れる音や、パシャパシャとお湯が流れる音、風の音や木々のざわめき…いろんな音を楽しみながらリラックスした時間を楽しむことができますね。
個人的には考え事するにはうってつけの場所かも。瞑想やマインドフルネスが好きな人にはぜひオススメしたいです。
僕自身、初日にいきなり森林風呂に行ったので、お風呂につかりながら、旅行プランをいい感じにまとめることができました。
アクセス
場所は、礁渓バスターミナルから徒歩3分程度の場所。
バスターミナルを下りれば、案内板が出てくるので迷うことはないでしょう。
看板に沿って進んでいくと、市民屋外プールが見えてきます。
そのプールを右手に見ながらどんどん突き進むと、庭園風?の飛び石などがある景観を抜け、森林風呂の受け付けがあらわれます。
料金
価格表を見ると以下の通り。
全票(80NTS):大人1人
優待票(60NTS):30人以上の団体客 or 学生の方
半票(40NTS):12歳未満 or 65歳以上の方
森林風呂は台湾には珍しく裸で入浴OK
この森林風呂は、台湾ではめずらしく水着を着なくていいお風呂。
日本にいるときと同じく、服を脱いで裸で入ることができます。
地元の人などはお風呂のそばの椅子の上に荷物をおいて服を脱いで入浴していましたね。
もしや更衣室やコインロッカーなどがないのでは?貴重品やパスポートはどうするの?
と思った方。安心してください。
きちんと更衣室はありますし、コインロッカーに貴重品を預けることもできます(20NTS)。
お風呂は水風呂含めて3~4種類くらい。
乾式サウナもあります。
打たせ湯もありました。ドラゴンの口から滝のようにお湯が流れる設計。
僕が入浴中はお湯は出ていなかったですが、受付の人に聞くと2時間に1回の数分間は、打たせ湯として使えるのだそう。
運が良ければ打たせ湯に出会えるかもしれませんね。
露天風呂ですがシャワーやシャンプーなどのアメニティもあります。ご心配なく。
礁渓の温泉街の雰囲気は?
日本で言うと、熱海のような温泉街。
アクセスも台北からバスで1時間。
熱海も東京駅まで電車で1時間なので、首都圏からの移動時間や立地なども似ていますね。
街中には至る所に温泉や温泉旅館があります。
飲食店や、コンビニやスーパーをはじめ、食べ物・飲み物にも困ることはないです。
かなり広いのでレンタルバイクを借用して回ったりする人もいるのだとか。
最後に
あまり知らない方が多いでしょうが、もともと台湾は日本の植民地でした。
1894年の日清戦争で、日本が清に勝利し、譲り受けた領土が台湾。
台湾の温泉文化は、日本の植民地時代にはじまったそうです。
その後、1945年のポツダム宣言で日本領土ではなくなった台湾ですが、温泉文化は根強く続いたとのこと。
ただ、台湾の温泉では裸ではなく、水着を着て入浴するのが基本。
この慣習だけは日本とは少し違いますね。
調べてみると、台湾人の根底は中国人の思想から来ていて、中国人の思想は「人前で裸になるのを嫌う」からだそう。
sponsored link