若者中心にコストをおさえることに積極的な方がどんどん利用を伸ばしている。
ただ、従来のJALやANAと違った格安ならではの不便さもある。
たとえば、フライトの変更やキャンセルの融通が利かない点だ。
今回はピーチ(Peach)航空の航空券の予約後に、フライトを変更・キャンセルするための手続きについて。
それも通常払い戻し不可とされているハッピーピーチプランの場合でも払い戻しさせるための方法について具体的に紹介していく。
※読むのが面倒くさいというあなたは、コンタクトセンター(0570-200-489)に電話をかけて交渉することを強くすすめる。
Contents
ピーチで予約した航空券のキャンセルができない!
格安でお得なピーチ航空だが、欠点として、キャンセルしても一切返金に応じてもらえない。
もちろん原則キャンセル不可能の旨は、航空券予約の際にさりげなく注意事項として書かれている。
出典:ピーチの変更・取消・払戻
だからといって、航空券購入の際に約款を隅々まで目を通す人なんて皆無。
ほとんどケースで、やむをない事情で、フライトを変更・取消しようと思って、はじめて返金されないことに気づきショックを受けることだろう!
裏ワザで被害額を最小限にできる?
実は筆者もフライト変更しようとした時に、はじめて返金されないことに気づいた1人。
しかも、MERSや仕事のやむをえない事情ではなくて、
東京発 ⇒ 大阪行を予約しようとして、
大阪発 ⇒ 東京行を予約する
凡ミス 笑
ネットで慌てて調べるも、泣き寝入りするしかない、などの意見が多数。
それでもあきらめきれない私は、意を決してピーチのコンタクトセンターに電話をしてみた。
ピーチ航空では原則、キャンセル不可能ということだが、、、
ハッピーピーチプラスで予約した場合
チケット購入時にハッピーピーチプラスで予約していた場合、出発の1時間前までキャンセルは可能だ。
現金ではなくピーチポイントで返金される
ただし、取消手数料が1080円取られてしまう上、現金では返金されない。
ピーチポイントというポイントで返金される。
出典:ピーチの各種料金
例:6080円のハッピーピーチプラスの航空券をキャンセルする場合
6080円 ― 1080円(取消手数料) = 5000円
5000円分のピーチポイントが戻ってくる。
ピーチポイントは1ポイント1円のレートなので、
次回ピーチの航空券購入時に5000円分の金券として使える。
ただし、有効期限は180日間なので注意してほしい
ハッピーピーチで予約した場合
私もこちらのケース。
ハッピーピーチプラスのプランならば、取消手数料1080円を払えば取消できるが、ハッピーピーチの場合、払い戻し不可と書いている。
出典:ピーチの変更・取消・払戻
ネットからはできないので電話をかけて交渉しよう
コンタクトセンター(0570-200-489)に電話をしてみて、何とか返金してもらえないか相談してみた。
ダメもとで掛け合ったところ、オペレーターから以下のように提案された。
ハッピーピーチでは払い戻し不可能です。
しかし、ハッピーピーチプラスにグレードアップしてから、
ハッピーピーチプラスをキャンセルすると、
キャンセル料は最小限に抑えられます。
解説しよう。
私の例だと、もともとハッピーピーチで航空運賃6390円分を支払っていた。
プラン | 金額 |
ハッピーピーチ | 6390 |
ハッピーピーチプラスに変更するためには、まずハッピーピーチプラスの航空運賃を支払うのに加え、運賃種別の変更手数料2160円を支払う必要があった。
プラン | 金額 |
ハッピーピーチプラス | 8290 |
変更手数料 (運賃種別) |
2160 |
合計 | 10450 |
よって、キャンセル料金は、
8290円 + 2160円 - 6390円 = 4060円
の持ち出しになる。
7980円丸損するよりかは、4060円と半額くらいに抑えられたのだ。
ピーチポイントで新しく航空券を購入する
さらに、ハッピーピーチプラスの購入料金:9090円は取消手数料1080円を支払えば、キャンセルしてピーチポイントというカタチで返金される。
ピーチポイント付与例
8010ポイント = 9090円 - 1080円
私はこのピーチポイント8010円以内で、航空券を購入した。
そのため、実質キャンセル料としては、4060円の持ち出しになった。
さすがに規約にハッピーピーチは返金不可
と記載してあるため、全額返金させるアグレッシブな方法は開発できなかった。
これでも少しは精神的負担と金銭的負担が和らぐのでやってみてほしい。
PS
コンタクトセンター(0570-200-489)にはなかなか電話がつながらないことが多い。
特に、朝一や週はじめの月曜日などは電話がつながりにくいみたいだ。
気長に何度もコールしてほしい。
では検討をいのる!!
参考 : 航空券購入時の支払内訳
私も今回はじめて知ったが、航空券購入時の支払内訳は、非常にややこしい。
通常、意識するのは黄色の列の支払合計だけだ。
しかし、内訳は主に交通系とオプションの2つに分かれている。
赤の交通系は、運賃や空港使用料に関する費用
緑のオプションは、座席や支払手数料等
ということだけザッくり頭に入れてから、コンタクトセンターに電話すると、オペレーターの言っていることがわかりやすい。
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