ニュースや本屋さんなどで、金融関係者を中心に「仮想通貨」という言葉がよく使われるようになった。
ネットで調べてみると、仮想通貨についていろんな種類がありすぎて、どの仮想通貨に投資するのがよいのかわからないという人も多い。
そこで、仮想通貨の種類とそれぞれの通貨の特徴、ちまたで注目度が上がっているリップルについてまとめてみた。
Contents
仮想通貨とは何か?
仮想通貨とは、ドルや円のように目に見える実態をもたない通貨だ。
円をドルに替えると、ドル紙幣や硬貨となって目に見えるカタチで変換される。
しかし、仮想通貨はオンライン上でのみ存在する通貨なので、紙幣や硬貨といったカタチで取り出すことはできない。
実態がない通貨でオンライン上のみ存在するものなら、電子マネーであるSuicaや楽天Edyなどと似ていると言える。
仮想通貨の種類はどれくらい?
仮想通貨がどういうものかは何となくわかった。円やドルやユーロは、世界中で100種類以上も自国通貨を持っている。
では、仮想通貨は、実際どれだけの種類のお金が流通しているのだろうか?
仮想通貨と言えばビットコインでしょ!
仮想通貨と言えば「ビットコインでしょ?」という人が日本には多い。
それは2014年2月のマウントゴックス事件が大々的に報じられたことが原因だろう。
それぐらい強烈な印象を与えた仮想通貨がビットコインなので、
ビットコイン = 仮想通貨
と思っている日本人が多くても不思議ではない。
世界中に1000種類以上の仮想通貨が存在
通常、通貨(円やドルやユーロ)は、銀行(円は日本銀行)が発行するもの。
しかし、仮想通貨は発行銀行がない。プログラムによって仮想通貨は生みだされている。
そして仮想通貨を生み出すプログラムはインターネットに公開された状態であることがほとんど。
そのため、知識のあるエンジニアなら、新しい仮想通貨を簡単に作れてしまう。
その結果、世界中で仮想通貨の数はどんどん増え続け、1000種類以上に達すると言われている。
出典:Crypto-Currency Market Capitalizations
上記サイトは、取引所(円やドルを仮想通貨と交換する場所)で取引されている仮想通貨の数が載っている。
この記事を書いている2016年7月でも700銘柄の仮想通貨が取引所で取引されているのだ。
取引所で売買されていない、"闇の仮想通貨"を含めれば軽く1000銘柄を超えるのもうなづける。
ニュースで話題のリップルに投資するメリットは?
ビットコインはもうすでにメジャーとなりすぎてしまった。
次にくる仮想通貨と言われているのがリップルだ。
なぜなら、リップルにはGoogleをはじめ大手企業が(テスト的に)どんどん出資を決め評価されているのだ。
リップル(ripple)とは?
出典:ripple
リップルは、リップルラボ株式会社が運営している仮想通貨のサービス名のこと。
リップルラボのサービスシステム内で使用可能な仮想通貨の単位を、XRP(リップル)と定義している。
リップルを使うと何が得なのか?
主に、国際間送金が、短時間かつ手数料が格安になる。
日本から海外へ送金したことがない人にはあまり実感しにくいが、銀行間の国際決済というのは、時間と金がかかる。
出典:海外送金手数料の比較
簡略化して例えると、日本にある円をドルに替えて、米国の銀行に送金する場合、
10万円送ると、
送金手数料 : 5000円
両替手数料 : 5000円
受取手数料 : 5000円
などで、合計1万5千円も手数料が持っていかれる場合がある。
1万5千円 ÷ 10万円 = 15%
ということで、送金金額の15%が手数料として搾取されるのは非常にもったいない。
しかし、リップルを使えば、
出典:リップルの手数料
送金手数料 : 538円 ※送金手数料+消費税
両替手数料 : 0円
受取手数料 : 538円 ※受取手数料+消費税
と、合計で1000円程度の送金受取手数料で決済できてしまうという。
しかも、銀行間の国際決済は、オンラインが発達した現在でも、通常2~4日かかってしまう。
リップルを使えば、ほぼリアルタイム(数秒程度)で、世界中の誰とでも個人間の決済が即刻できる。
リップルアドレスという番号で管理する仕組み
通常、銀行間の口座振込などの場合は、相手先の銀行名、支店名、口座番号などの情報が必要になる。
リップルの場合は、相手先のリップルアドレスだけわかれば、相手にリップルやドルや円を送金できる。
リップルアドレスが、銀行名、支店名、口座番号などもろもろの情報を包括した番号だといえる。
リップルで儲けることができる?
上記のようにリップルで海外送金したりするときに、銀行振込と比較すると、
時間も金も手間もかからない
というメリットは理解できたと思う。
しかし、ふつうの日本人は海外送金する機会はないため、リップルを実需ベースで、使おうという気にはならないハズ。
そんな人にオススメなどがリップルのトレードだ。
出典:ripple
簡単にいうと、FX(外国為替証拠金取引)のように、仮想通貨を売買して儲けることができる。
安く買って高く売る
高く打って安く買い戻す
の2パターンで稼ぐことが可能だ。
まとめ
・仮想通貨は、実態を持たない通貨
・ビットコイン以外にも1000種類以上の仮想通貨がある
・仮想通貨を使うと海外送金が格安&数秒で決済完了
・リップルは口座番号でなくリップルアドレスで管理
・リップルはFXのように売買して儲けることができる
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