カリスマ美容師、カリスマホスト、カリスマブロガー、カリスマ起業家、109のカリスマショップ店員など。
各業界に必ずカリスマというポジションがあるようだ。
そして、そのあらゆるジャンルで圧倒的な魅力を持つ人物たちを"カリスマ"と祭り上げメディアなどで特集されている。
誰もがなれるもんなら"カリスマ"になりたいハズなので、"カリスマ"に関する情報を集めて整理した。
これを読んであなたもカリスマ性を少しずつでも身に着けて、仕事もプライベートもウハウハにしてしまおう!
Contents
カリスマ性の語源とは?
カリスマ(charisma 英語)は、もともとギリシャ語が語源だ。
古代ギリシアにおいて、「恵み」「好意」「喜び」から派生しカリスマという言葉が生まれたとされている。
現代の意味としては、オックスフォード大学出版の辞書に以下のように解釈されている。
一部の人々が持つ、他の人々を引きつけ感銘を与える強力な個人の性質
パッと見、ほとんどの人がなるほどとうなづけるとは思うが、抽象的すぎてわからない。
『他人を惹きつける個人の性質とは何か?』
具体的に考えていってみよう。
カリスマ性のある人って誰?
出典:velop Charisma With Subliminal Messages
カリスマは各業界にたくさんおり、個々人の感性や趣味趣向によって「カリスマ」から連想される人異なる。
比較的日本人に知名度が高い「カリスマ」をあげると
カリスマ経営者 : 孫正義(ソフトバンク)
カリスマホスト : 城咲仁(元歌舞伎町で年収1億)
カリスマモデル : 藤田ニコル、益若つばさ
カリスマ歌手 : 西野カナ、宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、安室奈美恵
カリスマ美容師 : 松本拓馬(ライジングカットで一躍有名)
など芸能人・有名人筆頭に日本人なら聞いたことがある人が多いハズ。
いずれも各業界でNo.1などのずば抜けた実績の他、人間性やプレゼンやトーク能力、歌唱力、容姿、ファッションセンスやその他さまざまな要素で人々を魅了し、「カリスマ」と称されている。
カリスマ性のある人の特徴は?
上記のカリスマに共通する特徴としては以下のような7点が当てはまる。
1.自信がある
2.余裕がある
3.落ち着いている
4.ユーモアがある
5.わかりやすく簡潔に伝える
6.非常事態でも冷静
7.包容力がある
と、基本的には人間性に関する特徴がほとんどだ。
そんな人間的に大衆を魅了する能力に優れたカリスマ達だが、今回はあるカリスマについて話をしたい。
オウム真理教の麻原彰晃の例
出典:オウム真理教 - 麻原彰晃 - 「尊師マーチ」を踊ろう
今回、超ウルトラフォーカスをあてるのは、麻原彰晃氏のカリスマ性について。
いまの若い世代にはあまりなじみがないかもしれないが、かつて地下鉄サリン事件等で、日本中を恐怖で震撼させたオウム真理教の創設者だ。
最盛期には、テレビのバラエティ番組でとんねるずとからんで笑いをとったり、
ニュース番組でビートたけしとマジ対談をしていた。
出典:ビートたけしも心酔、麻原彰晃「面白いなあ、麻原さんって」北野武
なぜ、この麻原彰晃という人物をカリスマとして取り上げるかというと、
イメージが悪い業界で成功したから
確かに、オウム真理教は反社会的勢力なので、倫理観に反した活動をする限りは、社会に存在してほしくない。
しかし、このイメージの悪い業界で成功するだけの圧倒的魅力を麻原彰晃が兼ね備えていることは事実なのだ。
『今でいうと、IS(イスラム国)のリーダーと同じではないか?』
と感じた人もいるだろうが、決定的に違う点がある。
それは、ISはイスラム教内の派閥にしかすぎないが、麻原彰晃はゼロから新興宗教を立ち上げたのだ。
しかも、この信仰心の少ない日本人を相手に。
麻原彰晃はゼロからオウム真理教を立ち上げ、全盛期には海外支部まで設けているほど勢力を拡大しているのだ。
その信者数世界に散らばること2万人相当だったともいわれている。
反社会的だとは言え、人を魅了する本質や大衆心理の掌握という面では優れたカリスマ性を発揮していたに違いない。
そのカリスマ性に魅了されて、多くの高学歴の人々が、麻原彰晃に心酔してオウム真理教に入信したのだから。
麻原彰晃の優れたカリスマ資質とは?
上記の動画を見るとわかるとおり、とんねるずの石橋貴明にどれだけあおられても、冷静にユーモアある鋭いトークをさく裂させるのはさすがだと言える。
世の中の他のカリスマに共通する
1.自信がある
2.余裕がある
3.落ち着いている
4.ユーモアがある
5.わかりやすく簡潔に伝える
6.非常事態でも冷静
7.包容力がある
という特徴は、麻原彰晃は完全に満たしている。
麻原彰晃のカリスマプレゼン術
ただの人を熱狂的な信者に変えるだけのプレゼン力の秘訣は以下の通りだ。
(1)理想描写→(2)理論提供→(3)現状把握→(4)目標設定→(5)支援表明
という手順の「型」を持ち、これを駆使します。
噛み砕くと、
(1)の段階
勉強会、自己啓発、ヨガ、ヒーリング、スピリチュアル等のダミー目的で、参加者を勧誘する。
そして、今までのサークルやセミナー等でこれまで体験したかのないような、異常な大歓迎、賞賛などで褒めまくり、非日常体験を刷り込む。
人は露骨であろうと、褒められたり、持ち上げられたりすると悪い気はしないため、その団体に親近感を抱くようになる。
(2)(3)の段階
「あなたは本当の人生を生きていない」「今のあなたのままだと地獄をみる」などの唄い文句で、参加者の不安や恐怖心をあおる。
このままでは自分の人生はお先真っ暗だと思い込ませるのだ。
(4)(5)の段階
「あなたの現状は理想までほど遠いかもしれない。でも、1つ1つ階段を上っていけば大丈夫」
「われわれは全員あなたの味方。ちゃんとサポートするから」
といって段階を踏めば必ず参加者のライフスタイルの質は向上すると安心させる。
さらに、疑問を抱く参加者には、「空中浮遊」の動画を見せたり
「6秒で息を吸って、30秒息を止めて、12秒で吐く」などの呼吸法を体感させヨガや瞑想を通じて、精神世界の追及に誘導する。
ほとんどは理論による説明で納得させるのではなく、体験により体に覚えこませ「無意識状態」に刷り込むことが洗脳のポイントだ。
例えば、一度自転車に補助輪付きで乗れるようになれば、2,3年乗っておらずとも、体が乗り方を覚えており「無意識」で乗れてしまうだろう。
このように、人間は繰り返しの訓練で「無意識」「条件反射」で行動してしまう特性を巧みについた洗脳の手口なのだ。
あなたはビジネスやプライベートでこの洗脳ステップを合法的に使っていけば、商品の成約率が上がったり、異性を口説くのが容易になるのである。
ビジネスの例でいえば、
部下に寄り添い、近未来の人工知能が活躍するビジョンから、リアリティのある現実体験を語り、
部下の理想と現実のギャップを洗い出してやる。
そのギャップを埋めるための階段を1つ1つ丁寧に洗い出し、1つ1つ解決していく
という具合だ。
これはできる営業マンやコーチングのうまい上司は意識的・無意識的であれ必ず実践している。
あなたが、トップセールスから営業を受けたり、カリスマ上司と面談がある場合は、じっくりとそのトーク術を研究してみよう。
まとめ
・カリスマは、古代ギリシャの「恵み」「好意」「喜び」がルーツ
・カリスマとは、他の人々を引きつけ感銘を与える強力な個人の性質
・個々人の感性や趣味趣向によって「カリスマ」から連想される人は違う
・カリスマ性のある人の特徴は人間性に関する7つ
・倫理観はともかく麻原彰晃のカリスマ性はヤバい
・宗教家の洗脳ステップのエッセンスだけをライフスタイルに取り込む
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