ロボットやAI(人工知能)などの単語がとびかう最先端のテクノロジー業界。
先駆けとして、一番身近な家庭向けヒューマノイド型ロボットとして「Pepper」が2014年にソフトバンクから発売されました。
ペット的に愛用されたり、簡単な接客を行う法人営業マンとしても大活躍です。
「Pepper」は大規模データ処理は無線通信でクラウドと連携して行う仕組みなので、今後も継続的に成長をしていくと思います。
一方、「Pepper」よりも小さな超小型ロボットについてはいかがでしょうか。
映画マイノリティレポートでは、超小型ロボット「スパイダー」が登場していました。
関連記事:SF映画の世界が現実となるのは数年後!?マイノリティレポートでのIoT事例 ~まとめ~
映画の世界では、「スパイダー」が排水溝のフタを開けたり、無線で仲間の「スパイダー」と情報連携してターゲットを追跡したりと多彩な機能をもっていました。
そこで、現実の世界では超小型ロボットについて、どんな実用事例があるのか、今後どのように進化していくかを調べてみました。
3cm四方の丸っこくてカワイイ「Ozobot」
一番最初に、誰にでも手に入れることができる世界最小の超小型ロボット「Ozobot」の紹介です。
Ozobotは、1インチ(約2.54cm)四方のロボットで、前進・後退・旋回といった単純動作の他にも、センサーにより「色」から指示を読み取り動くことができます。
▼動画1▼出典:Ozobot Bit 2 0 learn to code with a tiny programmable robot
Amazonなどで6000円くらいから販売されています。
チョコチョコと動く「Ozobot」
「色」からの指示により動いている様子はこちらの動画2を見てください。
▼動画2▼
【動画2】の0分42秒から、マーカーで引いた黒い線上のみ、前進している様子がわかるでしょう。
また、【動画2】の1分21秒からは、マーカーで引いた黒以外(青、赤、青)という色を認識して、180度向きを変えて走り出します。
音楽に合わせてダンスもできる
Ozobotは、前進、後退、旋回などの移動するためのアクション以外も実行に、ダンスさせることもできます!
まずは動画を見てください。
【動画3】の2分4秒あたりから、Ozobotが楽しそうにダンスしています。
▼動画3▼
ダンスの振りつけの設定は、iPadに専用アプリをダウンロードして、タッチパネル状で簡単にプログラミングするだけです。
【動画3】の0分13秒から、アプリを立ち上げ、音楽を選び、動作させたい振り付けボタンを選んでいきます。
LIGHT:好きな色でOzobotを点滅させる
STEPS:Ozobotにダンスステップをふませる
SHAKES:Ozobotを揺れさせる
TWIST:Ozobotを(腰をひねるように)少し回転させる
SPINS:Ozobotを1回転させる
このようにクリック&ドラッグだけでプログラミングできるため、プログラムの知識がなくとも、子供でも楽々とプログラミングすることができますね。
複雑なプログラミングもクリック&ドラッグで
【動画4】の1分48秒からは、事前にプログラミングした動作を繰り返すOzobotの様子がご覧になれます。
▼動画4▼
出典:Learn to Code: Getting started with OzoBlockly and Ozobot Bit robot
先ほどのダンスの動画でも、振り付けをクリック&ドラッグで行っていましたが、ダンスの振り付け以外の動作もクリック&ドラッグで簡単にプログラミングできます。
【動画4】の0分17秒からクリック&ドラッグで簡単にプログラミングする様子がわかります。
Movement:動作
Light Effects:LEDライト点灯
Timing:タイミング
Loops:繰り返し
の4つの基本動作の組み合わせで、複数の動作をOzobotに覚えこませることができます。
また、覚えこませたい動作をiPad上で決めたら、Ozobotにプログラムコードをローディングさせます。
プログラムコードをローディングするのは、iPad上にOzobotを置いてボタンを押すだけです。
光情報からOzobotがプログラムコードを読み取ることができるのです。
まとめ
大人でも楽しめる知的玩具になっているため、老若男女問わず、家族全員で遊ぶと楽しいのではないでしょうか。
もしかしたら子供のためにと買ったおもちゃを、いつの間にか親が取り上げて夢中になってしまうこともあるかもしれません 笑
くれぐれもハマりすぎにご注意を。
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